mind2D ANIME GENERATOR
2026.10.11

AIナレーションは、漢字が読めても意味を読めるとは限らない

スモールGと担当者が資料とチェックリストを見ながら、パソコンの説明動画を点検しているイラスト

資料には「毎月1日に確認」と書いてある。画面を見れば月初の話だと分かるのに、音声だけで聞くと、意図した意味が伝わらない。動画の読み上げを確認するときは、こんな言葉から聞いてみてください。

「1日」は、日付なら「ついたち」、期間なら「いちにち」。同じ文字でも、伝えたい意味で読み方が変わります。AIナレーションを仕上げるには、誤字を探すだけでなく、その文章をどう聞いてほしいかまで決める必要があります。

ここでは、読みの確認に使える例と、mind2Dで原稿を直して聞き直す手順を紹介します。例文は確認用に作ったもので、特定の音声が実際に誤読したという報告ではありません。

「行った」は、どちらの意味でしょうか

「担当者が点検を行った」なら「おこなった」。
「担当者が倉庫へ行った」なら「いった」。

どちらも「行った」ですが、動作を実施したのか、場所へ移動したのかで違います。「行う」は「おこなう」。国語辞典でも、物事を実施する意味が示されています。出典:小学館 デジタル大辞泉など「行う」(コトバンク)

読みが安定しないときは、原稿を「点検を実施しました」「倉庫へ向かいました」と書き換える方法があります。漢字を全部ひらがなにする前に、聞き手にも分かりやすい文章へ直せないかを考えてみましょう。

mind2Dでは、資料から生成した原稿を編集し、ページごとに「音声を再生」で聞くことができます。完成動画にしてから気づくより、原稿を直す段階で、こうした言葉を一つずつ確かめる使い方ができます。出典:mind2D 公式ヘルプ

略語は、読めれば伝わるとは限りません

セキュリティ研修に「BEC」と書かれていたら、文字をどう読むかと、その言葉を受講者が知っているかを分けて考えます。IPAはBEC(ビーイーシー)をビジネスメール詐欺として説明しています。初めて学ぶ人向けなら、最初は「ビジネスメール詐欺」と説明したほうが、何の話か伝わります。出典:IPA ビジネスメール詐欺対策

APIは「エーピーアイ」、ISMSは「アイエスエムエス」と読まれます。ただ、正しく発音されても、意味を知らない人には説明が必要です。出典:KDDI IT用語集 API 出典:キヤノンマーケティングジャパン ISMS用語解説

FAQも同じです。略語の読み上げにこだわるより、案内の文脈なら「よくある質問」と言い換えられます。API、FAQ、ISMSのような文字列は、原稿を確認するときに印を付けておきましょう。社内での呼び方を使うなら、教材内でも統一します。

日付と固有名詞は、先に正解を決める

日付には「1日=ついたち」「20日=はつか」「7月=しちがつ」のような読みがあります。日本語教育の資料でも、こうした日付の読みを学びます。出典:国際交流基金 日本語教育関連シラバス資料

例えば「7月20日までに、1日分を入力する」なら、日付と期間が一文に入っています。数字が全部合っているかを見るだけでなく、音声で聞いたときに期限と作業量を区別できるか確認します。

人名、地名、社名、商品名は、よくある読みを当てはめるだけでは決められません。名前の持ち主や提供元に確認し、教材担当者が使う読みのメモに残してください。読みを推測したまま動画を配ると、後から複数の教材を直すことになります。

mind2Dで、原稿と音声を往復して直す

まず、PowerPointやPDFから原稿を生成したら、いきなり書き出さず、社名・略語・日付があるページを開きます。次の順番で確認しましょう。操作名はmind2Dの公式ヘルプに沿っています。出典:mind2D 公式ヘルプ

1.元資料と原稿を並べ、数字・条件・固有名詞を確かめる。
2.「音声を再生」で、そのページを聞く。
3.意図した読みと違う箇所を、かな表記や分かりやすい文章に直す。
4.修正後の音声を聞き直し、前後のつながりも確かめる。
5.字幕と画面を確認し、変更した場合は「変更を反映して書き出す」で動画を更新する。

かな表記に直せば必ず意図した音になる、とは限りません。修正のたびに耳で確かめることが大切です。音声が直っても、字幕の表記や画面との対応が分かりにくくなっていないかまで見てください。

配る前は、答えを知らない人にも聞いてもらう

作った本人は、元資料の意味を知っています。「毎月1日」と聞けば、少し不自然でも頭の中で補えるかもしれません。初めて見る人にも一度聞いてもらい、「いつまでに、何をする説明でしたか」と尋ねると、伝わり方を確認できます。

どうしても名前の発音が合わない場合は、文章の言い換えや、人が録音する方法も候補になります。伝わる音声に仕上げることを優先しましょう。

まずは手元の資料で、社名、略語、日付が入った一ページを選んでみてください。mind2Dなら、原稿の生成だけでなく、編集と音声再生まで進めながら確認できます。操作の詳細は公式ヘルプで確認できます。出典:mind2D 公式ヘルプ

出典と関連情報

小学館 デジタル大辞泉など「行う」(コトバンク)(確認 2026-10-11)

mind2D 公式ヘルプ(確認 2026-10-11)

IPA ビジネスメール詐欺対策(確認 2026-10-11)

KDDI IT用語集 API(確認 2026-10-11)

キヤノンマーケティングジャパン ISMS用語解説(確認 2026-10-11)

国際交流基金 日本語教育関連シラバス資料(確認 2026-10-11)

資料の取り込みから書き出しまでの操作手順

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