「初診受付は、どこですか?」病院の入口から窓口までを短い案内動画にする

病院の玄関までは来られた。
でも、初診の受付がどこなのか分からない。
そんな場面を想像してみてください。案内板には、総合案内、初診受付、再来受付、各科受付。毎日働いている人には当たり前の区別でも、初めて来た人は、自分がどこへ行けばよいのか迷います。
病院の案内動画を初めて作るなら、まずは「入口から初診受付まで」の一つの道順に絞ってみましょう。入口、曲がる場所、受付の写真を順に見せ、行動を一つずつ伝える。病院全体を紹介するより、今いる場所から次に進むための動画を作る、という考え方です。
「初診受付へお越しください」の、その先を見せる
例えば、正面玄関から入り、案内板のところを右へ曲がると初診受付がある病院を考えます。これは構成を考えるための例です。実際の入口や動線は、自院の案内に置き換えてください。
「初診受付へお越しください」だけでは、受付を探す作業が残ります。
「この入口から入ります」
「この案内板のところで、右へ曲がります」
「この看板がある窓口へお越しください」
写真と説明が同じ場所を指していれば、患者さんは目の前の景色と照らし合わせられます。案内に使う名称も、院内の看板と揃えておきます。
厚生労働省が掲載する外国人患者受入れのマニュアルでも、院内環境の整備として、フロア案内図や各窓口などの案内表示の多言語化を取り上げています。動画も、その案内と食い違わないように作ることが出発点です。外国人患者の受入れのための医療機関向けマニュアル(平成30年度、院内環境の整備)
PowerPointに、三つの場面を並べてみる
最初から撮影スタッフや長い台本を用意する必要はありません。まず、案内に必要な三つの場面をスライドにします。
1枚目:どの入口から入るか
入口を正面から見た写真と、入口の名前を載せます。似た入口が複数あるなら、見分けられる目印も一つ入れます。
2枚目:どこで曲がるか
分岐点の写真を使い、進む方向を矢印で示します。案内する人の立ち位置ではなく、来院者が歩いてきた向きで確かめます。
3枚目:どの窓口に着けばよいか
到着する窓口の看板が分かる写真を載せます。「受付へ」だけで終えず、どの窓口かを見て確かめられるようにします。
撮影するなら院内の許可を取り、人のいない時間帯や場所を選びます。患者さんの顔、氏名、受付票、診察券、画面の個人情報などが写った素材は使いません。撮影が難しければ、施設側が確認した図でも構いません。
写真の案内に、mind2Dで声と字幕を付ける
私たちのmind2D.aiは、PowerPointやPDFを取り込み、ナレーションと字幕のある説明動画を作るサービスです。こうした短い道順の資料も、動画にする元として使えます。医療・病院向けの動画活用はこちら。
病院案内・院内研修・発表資料を11言語の動画に|mind2D.aiPowerPoint や PDF から、病院案内・患者さんへの説明・院内研修・発表に使える説明動画を作成。ナレーション、字幕、スライドの中の文字まで11言語へ展開できます。mind2d.ai
アバターと背景を選び、資料を取り込んだら、生成されたスクリプトを確認します。写真にない場所を案内していないか、左右や窓口名が正しいかを直し、動画を再生して確かめます。写真を大きく見せたいページでは「このページはスライドのみにする」を使えます。操作の詳細は公式の取扱説明書「動画を確認して、文を直す」をご覧ください。
取扱説明書(使い方)|mind2D.aimind2D.ai の使い方。PowerPoint・PDF を取り込み、AI がスクリプトを書き、キャラクターが話す説明動画を書き出すまでの手順を、画面の写真つきで説明します。mind2d.ai
外国語版を作るときも、最初は同じ一本の道順で試します。PowerPointのスライド内の文字は翻訳できますが、PDFのスライド内の文字は翻訳対象ではありません。PDFではナレーションと字幕を翻訳します。スライドの文字を外国語に訳す条件
訳した窓口名が、現地の看板から見つけられなければ困ります。日本語の看板名を併記するなど、実際の表示との対応が分かる形に整え、病院の担当者とその言語を確認できる人で照合してください。
公開する前に、初めて来た人の順番で歩く
完成した動画を見ながら、入口から受付まで実際に歩いてみます。できれば、その道順に詳しくない職員にも確かめてもらいます。
動画と同じ入口に立てるか
曲がる場所の目印が見つかるか
最後に、正しい窓口へ着けるか
受付場所や入口の運用が変われば、案内も更新が必要です。動画の確認日と担当者を決め、院内の案内表示を変える際に一緒に見直せるようにしておきます。
この動画で伝えるのは道順です。症状による受診先の判断や診療上の指示は含めず、迷った場合に相談できる窓口も示します。動画を見られない方への対面案内も残します。
まずは、入口から最初の窓口まで。患者さんに説明している一つの道順を、三枚の資料にしてみてください。
その資料を声と字幕付きの動画にする方法や、病院での活用をご相談いただけます。